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私は診察、治療など一貫して最後まで動物を診たいという気持ちが強く、設備が整っている大きい動物病院での勤務を希望していました。私は山形県出身で大学は北海道にある酪農学園大学です。愛知県に縁はありませんでしたが、規模の大きい病院が多い東海地方の動物病院を検討するようになりました。そしていくつか病院を見に行った中で、平成動物病院のオペの技術に目が留まったんです。獣医師を目指したときから外科手術に興味を抱いていた私は、外科手術の腕を磨ける環境を探していました。平島院長率いるオペチームの手術はとても繊細で速く、私が理想とするものでした。動物への負担のことを考えてのことではありますが、技術が伴わなければできないやり方ばかり。院長のような技術を身につけたいと思い、当院への入職を決めました。
治療の決定権を持つのは飼い主様なので、それぞれの飼い主様にあった対応をすることがとても大切です。飼い主様の考え方を汲み取り、動物のことを考えながら双方にとって一番良い治療内容を提案することが大切です。その中で飼い主様に直接「ありがとう」と言っていただくことに一番やりがいを感じています。とてもシンプルな一言ですが、自分が飼い主様に寄り添えていたと実感できる瞬間ですね。当院は指名制ではないのですが、おかげさまで私に診てほしいと言って下さる飼い主様が増えてきました。待ってでも私に診てほしいと思われていることはとても自信になりますし、信頼されている証拠だと思うので素直に嬉しいです。
当院は若いスタッフがたくさんいます。スタッフ同士仲が良いので情報交換が盛んです。小さい規模の病院では、1人の獣医師にしか意見を聞けないという環境もあるので、獣医師が多いことはすごくありがたいです。私は整形や神経を得意としていますが、当院には腫瘍や眼科が得意な獣医師もいます。それぞれに得意分野があるので、お互いに相談し合い、高め合える環境があります。また、最新の症例を学べる院内セミナーが充実しているのも当院の魅力です。各分野の権威の方々に、自分が抱えている症例を直接相談できます。セミナー自体は強制参加ではありませんが、私は後輩が知っていて、自分が知らないという状況が嫌なので、できる限り参加するようにしています（笑）。
